確か2004年頃だったと記憶しているのだが、「エモーションカヤックスって知ってる?もし興味があるのなら社長のトム・ストラウスを紹介するけど…。今、エモーションのレクリェーションカヤックをデザインする仕事をしているんだ。」との内容でアメリカでもっとも有名なカヤックデザイナー/ハンドメイドパドルビルダーのジム・スナイダーからメールがありました。当時の私は、サラリーマンとしてカヤックの輸入・卸の会社で働いており、その会社は既にほかのブランドのレクリェーションカヤックを扱っていたので、どう返事をしようかな思っているとすぐに「トムが凄く会いたがっているので、8月のORショウ(全米で最大のアウトドアスポーツの展示会)に行くのだったら、エモーションのブースへ寄ってくれ。」とのメールが…。どのようにウチではエモーションを扱うことは出来ない事を伝えようかと思いながらブースへ行き、「私はジムの友人の…」と言いかけるや否や、「おぉーお前がHiro(アメリカでの私の愛称)か?ジムからお前のことは全部聞いている。日本のカヤックマーケットのキーマンだって?」と満面の笑顔で握手とビッグハグ。多分ジムが大袈裟に紹介したんだなと思いながらも弁解するヒマを与えないトムの機関銃のようなトークに圧倒されまくり。その時が私とエモーションカヤックスとの初めての出会いでした。今年も8月にソルトレイクシティで開催されるORショウへ行くのですが、今年もトムは満面の笑顔とビッグハグで迎えてくれるのでしょう。
写真は昨年のORショウでのもの
init enomoto

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